『例の彼女』問題

『癒やしの季節』の終焉

行きつけのバーの閉店 ここ10年近く、私の人生の中心的テーマであり続けた"『例の彼女』問題"が解決したという話を去年の終わりに書いたが、それと歩調を合わせるかのように、私が常連として通いつめていたバーが、あと数カ月で閉店することになった。"『例…

『愛』を昇華させる形は、『恋愛』や『結婚』じゃなくても全然いい

『仕えるべき主君』に尽くすことができるという、幸せ 前回の記事で書いた「解決」に至った理由は、"『例の彼女』を上書きする程に心の底から好きになれる女性と巡り合えたから"という、これ以上ないほどシンプルで、これ以上ないほど理想的なものでした。あ…

解決。

このブログで延々書き散らかしてきた、『例の彼女』問題が解決し、人生が新しいステージに移ったように思います。2010年5月の事案発生からここまで、実に7年半。長い停滞期でした。私の人生には、19歳、24歳、32歳でそれぞれ大きな転機があり、人生の地層を…

新しい友人ができた

新しい友人ができた。かの人の名前とは関係無く、ここでは仮に『A』としておく。Aと私は、人間としての性質が全く違う。職業・学歴・年齢・生い立ち・人生観・趣味・人生の主軸としている営み。どこを取ってもまったく接点がなく、お互いに「これまでの人生…

あと半分も自分の人生が残っているのだとするならば

同じテーマの2本の映画 gaga.ne.jp eiga.com最近鑑賞したふたつの映画が、偶然にも同じテーマを扱っていた。「人生の支えとなっていた、かけがえの無いものを永遠に喪ってしまった人間が、それでも生きていく」そんなテーマだった。 『彼女の人生は間違いじ…

新しい、革財布

呪われた財布 5年ほど前から使っていた財布がボロボロになってきたので、別の物に換えることにした。スーツスタイルによく似合う、クセのないデザインの、コードバンの革財布。傷ひとつ無いツヤツヤの表面と、新品特有の革のにおいが心地よく、持ち歩いてい…

あなた方はそこまで心底女性を愛した経験がないから、そういうことを軽々しく言えるのだ

実家は、苦手だ 家庭の都合で、数年ぶりに実家で一晩泊まってきた。 実家は、苦手だ。失われてしまった幸せな過去の記憶を、思い出してしまうから。 10年ほど前、当時付き合っていた彼女*1と一緒に、私は毎週末のように実家に帰っていた。やんごとなき家庭の…

生涯これ以上の相手とは出逢えないと心の底から感じるほどの強い愛情と執着心を持てる存在を持つことは、はたして幸せなことなのか

shikabane.hatenadiary.com↑の作品を読み、「これほどまでに強い愛情と執着心を感じるほど大切な存在を持つことは、幸福なことなのか不幸なことなのか」という、いささか作品と離れた感想が浮かんでしまった。 死かばね先生は、祖母を亡くして5年もの歳月を…