恋愛

『男性の素人童貞=女性の穴モテ理論』その論理的背景 - 「非モテ女性」とはすなわち「穴モテ女性」の事だったんだよ!な、なんだってー!!

【2022.6.9追記】 ↓で書いた「恋愛/結婚/セックス市場において男性は金が女性は性が"交換財"である」という概念を「搾取モテ」と名付けることにしました。男性におけるATMや女性におけるセックス依存症のような状態に対して使用するといい感じです。権利は…

弱者男性論者を見ていると、「社会適応という名の悪」に対してあまりにも潔癖すぎると強く感じてしまう

15年ほど前の私は、当時はてなダイアリー界隈で流行していた「非モテ論壇」の一員だった。「スクールカースト」をはてなキーワードに登録した人間だと言えば、伝わる人には伝わるのかも知れない*1。最近流行の弱者男性論の内容は、当時の非モテ論と重なる部…

恋愛が結婚/出産と結びつけられ社会的なものとなった瞬間、世界はセカイと化しその存亡は私たちひとりひとりの手に委ねられた

恋愛はもはや個人的な営みではない plagmaticjam.hatenablog.com 大前提として人間は社会の駒である側面と、そうでない側面を持っている。仕事などは前者の側面のほうが強いが、恋愛は後者の領域なので社会的駒としての文脈で語るとおかしなことになる。 ↑の…

恋愛よりも結婚がしたいと、人生で初めて考えた

『例の彼女』に私がフラれたのは10年前の話だ。あれから10年、『例の彼女』の身代わりを私はずっと探し続けてきた。 『例の彼女』と同じくらい大きな情熱と恋愛感情を注ぎ込める女性。そんな女性は簡単には見つからなかった。稀に見つけたとしても、私の魅力…

このまま恋愛的アプローチを行うことが「リスク」と化していけば、安全に恋愛を楽しむ場所を提供するサービスとして『恋愛相談所』が登場することになるだろう

コミュニケーションの加害リスクに過敏になっていく、世間の風潮 ta-nishi.hatenablog.com 前回の記事のブコメを見て、恋愛的アプローチの加害性/被害性について過敏な人は予想以上に多いんだな、と思った。恋愛に限らずコミュニケーションにおいてはどんな…

男女間に圧倒的なモテ格差が存在するのは事実だが、「女性を傷つけない恋愛的アプローチ」のテクニックは存在する。非モテ男性は恋愛工学ではなくこちらを学ぶべき。

男女間モテ格差は確かに実在する note.mu「モテ」とは、どのような状態を指すのだろう?私は「モテ」を「自分からなにもしなくても複数の異性が言い寄ってくる状態」と定義しているが、これは一般的な定義とそれほどかけ離れた定義ではないと思う。そうした…

私たちオッサンオバハンが、『分不相応な恋愛感情』による害悪を撒き散らさないために

オッサンオバハンは、異性から欲望されるに値する恋愛資産を持っていない togetter.com↑あまりにも痛々しい話だけれど、今後、生涯を独身で終える可能性が高い41歳のオッサンである私には、あまり他人事ではない話だと思った。若い女性に恋愛感情を抱いてし…

女性が男性を専業主夫として養いたがらないのは上方婚志向などではなく、単に男性の性的魅力があまりにも低すぎるからなのでは?

女性の『上方婚志向』への疑念 blog.tinect.jp 男は若くて可愛い女の子が好きで、その人を養うことに基本的には抵抗がない。その一方で、女性が男性を好きになるのは、年収だったり知的能力だったりという、現代における狩猟能力といえる部分に魅力を感じる…

『癒やしの季節』の終焉

行きつけのバーの閉店 ここ10年近く、私の人生の中心的テーマであり続けた"『例の彼女』問題"が解決したという話を去年の終わりに書いたが、それと歩調を合わせるかのように、私が常連として通いつめていたバーが、あと数カ月で閉店することになった。"『例…

『愛』を昇華させる形は、『恋愛』や『結婚』じゃなくても全然いい

『仕えるべき主君』に尽くすことができるという、幸せ 前回の記事で書いた「解決」に至った理由は、"『例の彼女』を上書きする程に心の底から好きになれる女性と巡り合えたから"という、これ以上ないほどシンプルで、これ以上ないほど理想的なものでした。あ…

「たくさんの女性と『知り合う』『コミュニケーションする』機会のある男性はまったく稀ではありません」という何気ない一言に、医師と理系の女性経験環境格差をまざまざと見せつけられた話

男性率90%以上の職場しか経験した事がないSEのぼく:「」 togetter.com シロクマ先生(id:p_shirokuma):「異性を評価するときは、ワインと同じように自分の好みを知ることが重要。値札だけ見ているのは利口じゃないか、自分の欲しいものがわかってない。もっ…

あと半分も自分の人生が残っているのだとするならば

同じテーマの2本の映画 gaga.ne.jp eiga.com最近鑑賞したふたつの映画が、偶然にも同じテーマを扱っていた。「人生の支えとなっていた、かけがえの無いものを永遠に喪ってしまった人間が、それでも生きていく」そんなテーマだった。 『彼女の人生は間違いじ…

恋愛の善・悪・快・不快を決めるのは、パートナーであって部外者の貴方や私や世間ではない

人の恋愛を、笑うな togetter.com↑恋愛というものは、「当事者たちがその関係に満足しているか?」ということが一番大切…というか、それだけが大切なのであって、ある欲望や行動や関係性を一般論に落とし込み、「倫理的に問題か?」と問うこと自体が無意味で…

『利害関係と義務感だけで結婚する人間の不思議』と、たにしさんは前回のエントリで書くべきだった

タイトルが、悪かったです ta-nishi.hatenablog.com昨日書いた↑なんですけど、ブコメが全然噛み合っていないと思ったので、id:white_cake さんから教えていただいた「ラブスタイル類型論」を援用し、いまさらながら補足エントリを書いてみます*1。 ラブスタ…

新しい、革財布

呪われた財布 5年ほど前から使っていた財布がボロボロになってきたので、別の物に換えることにした。スーツスタイルによく似合う、クセのないデザインの、コードバンの革財布。傷ひとつ無いツヤツヤの表面と、新品特有の革のにおいが心地よく、持ち歩いてい…

二階堂奥歯は、『自殺するために産まれてきた』人間だった

『私は奥歯は自殺するかもしれないと思っていました。そして、私には止められないだろうと、思っていたんですよ』 blog.makicoo.com↑のサイトで知り興味を持った、『八本脚の蝶』を読み終わった。著者である二階堂奥歯は、2001年6月-2003年4月までWEB上で日…

森岡先生の『正しい』言葉が、恋愛工学生に届かない理由

恋愛工学は女性蔑視だが、『それゆえに』ミソジニー男性から支持されている http://d.hatena.ne.jp/kanjinai/20170202/1486027602d.hatena.ne.jp 森岡先生が批判するように、恋愛工学が女性蔑視だというのはその通りなのだけれど、恋愛工学生にこの言葉は届…

あなた方はそこまで心底女性を愛した経験がないから、そういうことを軽々しく言えるのだ

実家は、苦手だ 家庭の都合で、数年ぶりに実家で一晩泊まってきた。 実家は、苦手だ。失われてしまった幸せな過去の記憶を、思い出してしまうから。 10年ほど前、当時付き合っていた彼女*1と一緒に、私は毎週末のように実家に帰っていた。やんごとなき家庭の…

恋愛はキャバクラじゃねぇんだよ

現場からは、以上です。

私に伴侶はいないけれど

恋人ができた…と思ったら、たった数週間で別れることになった。恋人が別れたがっていることは、細かい行動の変化でわかる。会っていてもどこか素っ気なかったり、メールの頻度が減ったり、約束をドタキャンされたり。これまで付き合ってきた女性で、この予兆…

ストーカー被害者にも加害者にもなった経験のある私が、『片想いはストーカーのはじまり』という文章を読んで感じたこと

ストーカーは、『相手への一方的な想いの押し付け』から産まれてくる anond.hatelabo.jp 警察沙汰とまではいかないまでも、かつて、待ち伏せや押しかけなどのストーカー行為をしたこともされたこともある身として、↑の増田に強く同意*1。私の経験上、人がス…

異性への好意を『加害』にしないためには、相手と『欲望の等価交換』が成立するレベルまで恋愛力を高めるしかない

恋愛とは、異性との欲望の等価交換である 先日書いた「恋愛とは、異性の欲望を互いに満たし合う行為である」に出てきた「30代素人童貞で彼女いない歴=年齢というエリート非モテ」は、端的に言って@IEND29さんなのですが、ご本人から感想をいただきました。to…

恋愛とは、異性の欲望を互いに満たし合う行為である

下心を否定したら、恋愛では何もできなくなってしまう 先日、30代素人童貞で彼女いない歴=年齢というエリート非モテの方*1と飲みながら恋バナをする機会があり、「ああ、確かにこれはモテない」と思ったのですが。彼がモテない最大の原因は、「自分の中の異…

愛しすぎてしまった

愛しすぎてしまった 愛されるよりも愛したい、マジで - 自意識高い系男子ta-nishi.hatenablog.com↑で書いた女性との恋愛は、1ヶ月ほどでフラれて終わってしまった。人生最短記録更新だ。正確な理由はわからないが、私が彼女のことを愛しすぎ、それが彼女にと…

恋愛工学まわりの話を読んで、ナンパ師時代の苦い経験を思い出した

愛のないセックスは、誰も幸せにしない anond.hatelabo.jp以前すこし書きましたが、私、15年ほど前にナンパ師をやっていた時期がありまして、最近の恋愛工学周りの話を読んでいていろいろと思うことがあったので、そのときの話でも。 「ぼくは愛を証明しよう…

僕は童貞を肯定しようと思う。

私は、童貞である 私は、童貞である。無論、肉体的には私は童貞ではない。アラフォー独身男性としてそれなりに長く生き、片手で足りぬ女性との交際経験と、両手で足りぬ女性との性交経験を持っている。しかし、それでもなお、私は童貞なのである。童貞叩きを…

「自己嫌悪が強すぎて、『類友』を作れないタイプの人間」(キョロ充)の心理的メカニズム

コンプレックス型ナンパ師の憂鬱 とある飲みの席で、若い「ナンパ師クラスタ」の男性と知り合った。ナンパ師には、ラテンノリの「女好きタイプ」と、モテない自分との決別を目指す「コンプレックスタイプ」がいるが、彼の場合は「コンプレックスタイプ」で、…

恋愛のストライクゾーンが広くて浅い『イオラ型』と、狭くて深い『メラゾーマ型』

恋愛に必要な陶酔力を持つ女子、持たない女子 | 家入明子sololife.jp「恋愛力とは陶酔力なのだ」という部分には「そうだそうだ!」と超うなずけるんだけど、「陶酔力が高い人ほど変な男に引っかからない」という部分には「それって逆じゃね?」と感じてしま…

『好きになってしまう相手は自分の意思では選べない』という不幸

やっぱり、自業自得じゃね? toianna.hatenablog.com元ネタとなった漫画は読んでいないが、この記事を読む限りなんというか、やっぱり「自業自得」って言葉が相応しいんでねーの?というのが、正直な感想である。そもそもこの世の中の大半の男性は、浮気など…

愛されるよりも愛したい、マジで

恋人ができた。ひとめ惚れだった。 30代前半で手痛い失恋を経験して以来、付き合ったどの相手とも本気になれず短期間で終わる恋愛を繰り返し*1、年齢的にももう生涯本気で恋に堕ちることはないのだろうと思っていた私だが、年甲斐もなく、数年ぶりに本気の恋…