ブログ、楽しいです
僕は以前、別のトコロでブログやってたことがあり、ずいぶん久しぶりに再開したんですが、やっぱり楽しいですね。文章を書くことは結構好きで、友人の文章系同人誌やメルマガを手伝ったりしたこともあるんですけど、ブログには、他のメディアとは違った面白さ、魅力があるように思います。
反応がすぐ返ってくるのがいい
同人誌やメルマガでは、文章に意見や感想が返ってくることは、あまりありません。返ってきたとしても、それは数日~数ヶ月後のことなので、執筆時の自分の気持ちとは温度差が生じてしまいます。また、共著などの場合、本全体の感想を聞くことはあっても、僕個人の文章に対する感想をいただくことは、さらに少なくなります。
その点ブログでは、「いままさに」自分が書きたいことを書き、数時間後には、はてブやTwitterなどでリアルタイムに反応をいただくことができる。これは、本当に快感です。
売り場に並ぶ本をコンビニのパンとすれば、ブログは焼きたてパンです*1。
「心が冷めないうちに読者の反応をいただくことができる」。これは、個人で文章を書く人間にとって、何事にも換えがたい、至上の喜びだと思います。商業出版をしている作家さんでも、紙メディアでは味わうことのできない、非常に魅力的な要素なのではないでしょうか。
リアルタイム性と、読者さんの視線と、納得行くまでいくらでも書き直せるのがいい
僕は、いったん文章をUPしたあとで、こねくり回すのが好きです。アクセスログやブクマを見ながら、反応が悪そうだったら煽りを強くしてみたり、逆に意図に反して激昂されている部分があったら、やわらかい表現に変えてみたり。同じ内容でもっと上手い表現が思い浮かんだら、書きなおしてみたり。
フロアの雰囲気を読んで曲を選択するDJのような感じでしょうか。「反応がすぐ返ってくるのがいい」とも関連しますが、こうしたリアルタイム性は、他のメディアにはない、ブログならではの面白さだと思います。
最初にUPした文章に自分で納得できることはまずありませんが、そうこうして直しを入れていくうちに、だんだん自分でも納得できる文章に仕上がっていきます。僕の心の漫画のひとつ「湾岸ミッドナイト」では、車のチューニングがマシンとの「対話」に喩えられますが、似たような感じで文章と対話している気分になってくるんですね。
そしてこのとき、いい意味で刺激になるのが、読者の視線です。「反応がすぐ返ってくるのがいい」とも関係するんですが、せっかく他人様が見てくれているんだから、イイものに仕上げよう、と。
自分も納得、読者も満足。みんなハッピーで、今日もごはんが美味しいです。
個人の存在感が大きいのがいい
ブログはTwitterあたりと比べて、個人の存在感が大きいように思います。まとめた量の文章を書けるのと、サイトという自分だけの「場」を作れるのが理由だと僕は思っています。
Twitterでの発言は、なんというか「小さい」んですよね。ゲームで喩えるなら、Twitterでは自分はシムシティの1/1000000のシムの1人にすぎないんだけど、ブログだと三國無双の呂布や関羽の気分になれるというか…(笑)
まぁここらへんは、感覚的なモノなのでそう思ってるのは自分だけかもしれません。
締め切りがないのがいい
いいです。
書きたいことだけ書けるのがいい
いや、ホントに。
個人主義と、アマチュアリズムがいい
いろいろ書きましたが、これまで言ってきたブログのいいところって、ひとことでまとめると「個人主義」と「アマチュアリズム」だと思うんですよね。
完全に個人でパパっとモノ作って、すぐ市場からリアルタイムに反応もらえるって、あんまりないコトじゃないですか。組織やチームに所属して大きいことをやる快感もありますが、個人ですべてコントロールする快感っていうのも、あると思うんですね。ブログは、後者の欲求を満たすには、本当に向いているツールだなぁ、と。自分はたぶん、後者向きの人間なんで。
こういうこと書いてると、おまえはどんだけ協調性ないんだよ、だからいい歳して独身なんだよ、とも思いますが、サラリーマンって前者を生業にした職業だし、後者のような欲求を満たせる場って世の中ないじゃないですか。ブログなんて趣味なんだし、こうして好き勝手やれる場があるのは、幸せなことだなぁと思います*2。