クソゆとりをチヤホヤするキモおっさんに、あと一歩というところまで来てしまった

↑の気持ち、とてもよくわかります。私は、24歳のときに初めての彼女ができたのですが(遅咲き)、そのとき相手は20歳で、まだ大学生でした。

その後、8年間の交際を続け、そろそろ結婚をと考えていた矢先、いろいろあって破局。30代になって、大人の恋愛市場の荒波に、突然投げ出されることになりました。


しかし私は、この市場でどう振る舞えばよいのか、皆目見当がつかない。先の彼女とは、最後まで学生時代とたいして変わらないノリで付き合い続けていたので、いい歳をして*1、私は学生恋愛のノリしか知らないのです。

マックで談笑し、公園のベンチでコーヒーを飲み、たまに渋谷のカフェで少し豪華でおしゃれな食事をとる。それが、私がやってきた恋愛です。しかしこれは、30代のいいおっさんがする恋愛ではないような気もする。おごり/おごられの暗黙のルールなども、よくわからない*2。私には、「大人の恋愛」とは何なのかが、まったくわからないのです。


言ってみれば私は、新入社員として入社した会社で数十年働き、その会社ローカルに最適化した能力を身につけ部長程度まで出世したものの、ある日突然リストラで解雇。自分の能力や経歴がグローバルな市場ではまったく価値を持たないことに愕然とする、ステロタイプなリストラ父さん恋愛版のようなものです。


マックで談笑し、公園のベンチでコーヒーを飲み、たまに渋谷のカフェで少し豪華でおしゃれな食事をとる。私はまた、そんな恋愛がしたい。しかし、30代女性はこうした恋愛で喜んでくれるのか。なんだか、無理な気がします。


そういえば、先日街コンで知り合った、大学生のあの女の子。コンビニで数百円のケーキを奢ってあげただけで、とても嬉しそうな顔をしていました。

若い子は、金銭的にも精神的にも擦れていない。輝いている。素晴らしい。そうした純粋さは、大人になると失われてしまいます。私からも、失われてしまいました。

おっさんが若い娘にお金を貢いでまでチヤホヤし、遊びたがるのは、必ずしも性的なものではなく、あの失われた純粋な輝きを求めてのことなのでしょう*3。彼女の笑顔を目の当たりにした瞬間、私にも、その気持ちがよく理解できてしまいました。


クソゆとりをチヤホヤするキモおっさん。そういう存在にあと1歩のところまで、とうとう私も来てしまったようです。

*1:もう、アラフォーです。

*2:先の彼女とは、ホテル代やタクシー代などを除き、ほぼ割り勘でした。

*3:子持ちの方は、自分の子供からこの「大人になって失われた純粋な輝きへの欲求」を満たしているのかもしれません。