2017-01-01から1年間の記事一覧

セクハラは買う男性と売る女性の共犯関係だが、それでも当面裁かれるべきは買う男性側である理由

ビジネスで、積極的に性や身体を売り物にする女性 anond.hatelabo.jp ↑恨み節がキツイのと、攻撃範囲がやたら広いせいで叩かれているけど、増田が指摘する「チートプレイヤー」「悪代官と越後屋」の構造そのものは、よく理解できる*1。増田が指摘する構造は…

『愛』を昇華させる形は、『恋愛』や『結婚』じゃなくても全然いい

『仕えるべき主君』に尽くすことができるという、幸せ 前回の記事で書いた「解決」に至った理由は、"『例の彼女』を上書きする程に心の底から好きになれる女性と巡り合えたから"という、これ以上ないほどシンプルで、これ以上ないほど理想的なものでした。あ…

解決。

このブログで延々書き散らかしてきた、『例の彼女』問題が解決し、人生が新しいステージに移ったように思います。2010年5月の事案発生からここまで、実に7年半。長い停滞期でした。私の人生には、19歳、24歳、32歳でそれぞれ大きな転機があり、人生の地層を…

『人生のランク分け』と、あの日見た同じ花を美しいと思い合えなくなってしまった私たち

しらきやEP | dj_kinako 同人誌サークル時代の想い出 10年ほど前、私はとある批評系同人誌サークルに所属していた。同人誌のテーマはモテ/非モテ、スクールカースト、サークルクラッシュ等で、思春期~青年期の男性の自意識の問題を主に扱っていた。サーク…

新しい友人ができた

新しい友人ができた。かの人の名前とは関係無く、ここでは仮に『A』としておく。Aと私は、人間としての性質が全く違う。職業・学歴・年齢・生い立ち・人生観・趣味・人生の主軸としている営み。どこを取ってもまったく接点がなく、お互いに「これまでの人生…

「たくさんの女性と『知り合う』『コミュニケーションする』機会のある男性はまったく稀ではありません」という何気ない一言に、医師と理系の女性経験環境格差をまざまざと見せつけられた話

男性率90%以上の職場しか経験した事がないSEのぼく:「」 togetter.com シロクマ先生(id:p_shirokuma):「異性を評価するときは、ワインと同じように自分の好みを知ることが重要。値札だけ見ているのは利口じゃないか、自分の欲しいものがわかってない。もっ…

『時代』が差別をやめた理由ということは、差別が許される時代になったらまた差別しますってこと?時代が変わっても、差別された人間の痛みは変わらないのに

『時代』は関係ねえだろ?『時代』は!!おーーーーー https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170929-00000109-spnannex-entheadlines.yahoo.co.jp↑の件。フジテレビの「時代の読めなさ」を批判する意見はネットでたくさん見かけたし、社長もそれを謝罪の理…

『俺が被った痛みは差別だが、お前が受けた同様のそれは差別ではない』というフェミニストによる差別

女性に対する規範の押し付けは差別。では、男性に対する規範の押し付けは? togetter.com ↑について。私はフェミニストではありませんが、女性差別を含むあらゆる差別は問題だと考えていますし、個人として可能な限り他者に差別を行わないよう注意しながら生…

あと半分も自分の人生が残っているのだとするならば

同じテーマの2本の映画 gaga.ne.jp eiga.com最近鑑賞したふたつの映画が、偶然にも同じテーマを扱っていた。「人生の支えとなっていた、かけがえの無いものを永遠に喪ってしまった人間が、それでも生きていく」そんなテーマだった。 『彼女の人生は間違いじ…

発達障害当事者の生き辛さにとって本当に問題なのは、『病気扱いされているかどうか』ではなく、『差別されているかどうか』

80~90年代、ASDやADHDは社会に包摂されていた…? p-shirokuma.hatenadiary.com↑の記事では、空気が読めない、落ち着きがないといった特徴を持ち社会適応に苦労する人達が、ASDやADHDや発達障害という「病名」を与えられ、精神医学の「治療」の対象となった…

友達100人、できたかな

渇望 友達がたくさんいる人間に、なりたかった。社交的な人間に、なりたかった。人気者に、なりたかった。 幼少時代から青春時代にかけて、私の交友関係は「無残」のひとことだった。小中高と友人がまったくできず、かろうじて存在した数少ないそれは『パシ…

恋愛の善・悪・快・不快を決めるのは、パートナーであって部外者の貴方や私や世間ではない

人の恋愛を、笑うな togetter.com↑恋愛というものは、「当事者たちがその関係に満足しているか?」ということが一番大切…というか、それだけが大切なのであって、ある欲望や行動や関係性を一般論に落とし込み、「倫理的に問題か?」と問うこと自体が無意味で…

『利害関係と義務感だけで結婚する人間の不思議』と、たにしさんは前回のエントリで書くべきだった

タイトルが、悪かったです ta-nishi.hatenablog.com昨日書いた↑なんですけど、ブコメが全然噛み合っていないと思ったので、id:white_cake さんから教えていただいた「ラブスタイル類型論」を援用し、いまさらながら補足エントリを書いてみます*1。 ラブスタ…

新しい、革財布

呪われた財布 5年ほど前から使っていた財布がボロボロになってきたので、別の物に換えることにした。スーツスタイルによく似合う、クセのないデザインの、コードバンの革財布。傷ひとつ無いツヤツヤの表面と、新品特有の革のにおいが心地よく、持ち歩いてい…

二階堂奥歯は、『自殺するために産まれてきた』人間だった

『私は奥歯は自殺するかもしれないと思っていました。そして、私には止められないだろうと、思っていたんですよ』 blog.makicoo.com↑のサイトで知り興味を持った、『八本脚の蝶』を読み終わった。著者である二階堂奥歯は、2001年6月-2003年4月までWEB上で日…

森岡先生の『正しい』言葉が、恋愛工学生に届かない理由

恋愛工学は女性蔑視だが、『それゆえに』ミソジニー男性から支持されている http://d.hatena.ne.jp/kanjinai/20170202/1486027602d.hatena.ne.jp 森岡先生が批判するように、恋愛工学が女性蔑視だというのはその通りなのだけれど、恋愛工学生にこの言葉は届…

『世間による恐怖政治』が終焉した時代に

かつて、流行についていくことは『義務』だった www.youtube.com 私が中高生だった90年代、世間で流行しているTV番組や音楽を消費することは、私たちにとって『義務』だった。世間の流行に関する知識がなければ、学校や職場での話題についていけず孤立し、辛…